9月度部会を開催しました

2018年9月17日

会 場:在日本韓国YMCA アジア青少年センター(東京都千代田区)

来場者:101名

 一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進/笠井聰夫代表理事・会長)は、東京都千代田区の在日本韓国YMCA アジア青少年センターにおいて、第174回理事会ならびに9月度部会を開催した。

 今回の部会では遊技機販売等を手掛けるインテグレート株式会社を講師に招き「新規則における遊技機開発および運用」のテーマで講演を行った。また会員プレゼンテーションとして株式会社西陣から快適喫煙ブース「COMFORT CUBE」の製品プレゼンテーションを受けた。

会員プレゼンテーション
株式会社西陣「COMFORT CUBE」

株式会社西陣 森下貴弘氏
株式会社西陣 森下貴弘氏

 受動喫煙対策を推進する政府では今夏、健康増進法の一部を改正した。その目的は、望まない受動喫煙をなくすこと、受動喫煙の影響を受けやすい子どもや患者等へ配慮すること、施設の類型・場所ごとに対策を実施することと、としている。端的には施設や場所ごとで主たる利用者に応じた禁煙措置や喫煙場所の特定を行い、施設責任者らには付随する諸施策の履行を義務付ける、というのがおおまかな概要である。
 今回、喫煙ブースの製品案内を行った株式会社西陣からは、上述の改正健康増進法の内容紹介をはじめ、パチンコ店が講じる必要がある具体的な対応について丁寧な解説が行われた。改正健康増進法に関する解説と製品紹介を担当したのは同社・森下貴弘氏。
 新たに施行される改正健康増進法においてパチンコ店は、施設の禁煙・喫煙場所のルールを設けなければならない第二種施設に分類される。この区分は「原則屋内禁煙」であるが、特定の基準を満たす構造であれば施設内に「喫煙専用室」を設置できる(特定の基準とは吸気・排気量、粉塵濃度など)。また施設管理者らの義務として、喫煙専用室出入り口付近にて「喫煙のみ可能な場所である旨の掲示」、「20歳未満立入り禁止の旨の掲示」があるほか、店舗の主たる出入り口への「喫煙専用室標識」(喫煙専用室がある施設であることを表す標識)も掲示しなければならない。さらに20歳未満の者の喫煙専用室への立入りは遊技客だけではなく、雇用する従業員も含まれる等と、改正健康増進法の内容を伝えた。
 その上で、風営適正化法で定める構造変更に係る変更承認・届出に関してはどのような喫煙専用室を設置するのかにより適切な手続きに必要なプロセスが求められるだろうと話があり、不明な点があれば所轄警察署への問い合わせを求めた。風営適正化法以外にも消防法や建築基準法など留意すべき法令についても留意を促した。
 改正健康増進法は2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに段階的な施行が計画されており、全面施行までに喫煙専用室の設置など対策を講じようとするパチンコ店においては、2019年中のスケジュールを踏まえた計画的な実行を呼びかけた。あわせて「(店内完全禁煙に移行する際)吸い殻の自動回収装置の撤去やそれに合わせて前板の交換といったことも必要になるだろう」と事前準備で必要となるワンポイントを伝えた。
 以上の解説を行った上、同社が販売する快適喫煙ブース「COMFORT CUBE」の製品概要を紹介した。

講演 新規則における遊技機開発および運用
講師:インテグレート株式会社 工藤潤一氏

インテグレート株式会社 工藤潤一氏
インテグレート株式会社 工藤潤一氏

 遊技機の販売などを手掛けるインテグレート株式会社(近藤克哉代表取締役社長)は先般、パチスロの新ブランド「WORLD(ワールド)」を立ち上げ、その第一弾となるパチスロ機を発表している。その同社から遊技機開発の企画等を担当する工藤潤一氏を講師に招き「新規則における遊技機開発および運用」のテーマで講演を聞いた。
 はじめに工藤氏からは、今般の市場動向を振り返り「ユーザー思考」と「メーカー動向」にわけて考えた場合、ユーザー思考とリリースされる遊技機の開発意図のミスマッチは無かったのかと疑問提起があった。具体的には、パチンコ・パチスロユーザーの思考は負けたくはないし、長く遊びたいという思考を持っている。これに対して、メーカーの遊技機開発における意図は、新基準機では設定が搭載できることから、いわゆる甘デジでも設定搭載が必要なのかの論議が足りていないのではないか、と話した。遊び易さが求められる甘デジに対して、プレイヤーは遊びづらい設定が搭載されているとネガティブに捉える向きがあるため、ターゲットがどのようなプレイヤーなのかを想像すれば、もっとプレイヤーに訴求できる遊技機を開発できるだろうと話した。プレイヤー思考としては、パチンコの旧基準機にあって、新規則機ではなくなる大当たり1回の最大出玉が2000個のスペックについても、出玉による魅力は否定しないが、ゲーム性として初当り出玉が小さく、継続終了時の出玉も小さい仕様を、プレイヤーは悪いイメージとして捉えがちではないかと紹介。どのような大当たりであっても最低でも一定の満足が得られる仕様を考えることも肝要だろうと、メーカー関係者に一考を促した。一方、新基準機におけるパチンコ・パチスロ開発で重要となると考えているポイントを抜き出し、その見解を伝えた。
 一方、ホール営業においては旧基準機から新基準機へ適時移行していくこととなるが、他方で低貸し営業のシェアが高い点を指摘。ここでもユーザー思考との乖離が挙げられる他、諸々の運営上の問題があって現象として現れたものだと見解を伝え、営業方法の内容も含め、新規則機の射幸性にあった取り組みを考えて行くべきだろうと話があった。

1809部会全景

 

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