平成29年度定時社員総会

2017年5月19日

開催日:平成29年5月16日(火)

会 場:ホテルインターコンチネンタル東京ベイ(東京都港区)

参加者:219名  

 

 平成29年5月16日、一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進/笠井聰夫代表理事・会長)は、東京・港区のホテルインターコンチネンタル東京ベイにおいて、平成29年度定時社員総会を開催した。   総会は社員総数94社中、委任状出席含め89社が出席。平成28年度事業報告や決算報告ならびに監査報告、理事任期満了にともなう選任の件、平成29年度事業計画、平成29年度収支予算案の議案を諮り、いずれも原案通り可決承認した。総会議事終了後、株式会社ニトリホールディングスの似鳥昭雄代表取締会長を講師に招き、「逆境こそ最大のチャンス」と題した講演を拝聴した。講演終了後は別室にて、関係諸団体のリーダーを来賓に招き、懇親会を行い、当協議会の会員間の親睦を深めた。  

平成29年度(第16回)定時社員総会

 午後3時より開始した定時社員総会では冒頭、来賓として、警察庁生活安全局保安課から津村優介課長補佐が来場。挨拶をいただいた。また、議事に先立ち、当協議会代表理事の笠井会長は次の挨拶を述べた。

20170516総会:笠井会長
笠井聰夫代表理事・会長

「この1年、振り返りますと、昨年末にIR推進法、いわゆるカジノ解禁法案が国会で成立し、わが国はカジノ解禁へと大きく舵を切り、同時に各種ギャンブルへの依存対策に声があがり、対象とされた業種の所管省庁では、予防や治療に向けた各種施策に取り組んでいます。依存対策に向けて業界では、リカバリーサポート・ネットワークの拡充、自己申告プログラムの採用、遊技機の射幸性抑制等の過度なのめりこみを防止する対策を策定して実施に移そうとしております。 この取り組みはある意味で業界の積年の課題に対する回答とも言えるものであり、これを機会に業界のさらなる再生発展につながっていってもらいたいと願うものであります。 業界のおかれた状況は当面、大変厳しいものがありますが、皆さんにおかれましては今年も業界の魁を任じて健全化に向けた環境整備にご精進ご精励いただくとともに、余暇進の発展に一層のお力添えを賜りたいと願う次第であります」

 会長挨拶に続き、特別表彰を当協議会会員の株式会社SANKYOへ贈った。平成13年から長きに亘り、愛知県の仁大病院に対しリハビリテーション医療用に遊技機の寄贈と設備等の定期メンテナンスを行ってきた社会貢献活動の実績を讃えるもの。同社取締役専務執行役員で当協議会理事の富山一郎氏に表彰状と記念品が笠井会長から手渡した。

20170516総会:特別表彰
仁大病院への長年の社会貢献活動に対し特別表彰を授与(右:株式会社SANKYO、富山一郎取締役専務執行役員)

  第一号議案 平成28年度事業報告および決算報告承認の件

 議事は当協議会の大原栄奉常務理事、坂下大貴理事の議長団により審議に入った。平成28年度事業報告では、当期間中に開催した部会・セミナーならびに常設委員会の活動内容等を報告。この中で、今期、業界の将来を検討するべく「次世代協議会」を当協議会内に設置。これまでに4回の会合を開き、主に風営適正化法を中心とした法律分野の勉強から積み重ねている状況を伝えた。また他団体との協調施策では、回収対象遊技機の問題に際し、当協議会の理事会指導のもと、ホール会員へ撤去状況に関して3回に分けアンケートを実施。迅速な情報共有と会員協力により、平成28年12月末の期日までに100%の撤去回収を完遂することができた。

  (平成28年度事業報告をご参照ください)

  第二号議案 理事選任の件

 理事の任期満了にともなう選任の件を諮った。新理事は指名推薦の方法により理事候補者を選出し、本総会にて承認を諮った。理事承認後、別室にて理事会を開き、執行部人事を選定。代表理事には引き続き、笠井会長を選出した。

  (役員名簿をご参照ください)

  第三号議案 平成29年度事業計画および収支予算承認の件

 平成29年事業計画案については、今年度も重点目標を『遊技業界の将来展望を拓くために積極的な政策提言活動を行う』として、具体的な行動目標に「現行法運営上の諸問題を解決するために、業法制定に向けて研究・活動する」ことを、引き続き取り組んでいくほか、プレイヤー人口の増加策、地域社会と共生する遊技場の在り方の研究などに注力していく事を決議した。

  (平成29年度事業計画をご参照ください)  

 

特別記念講演「逆境こそ最大のチャンス」

講師:株式会社ニトリホールディングス 代表取締役会長 似鳥昭雄  

株式会社ニトリホールディングス 似鳥昭雄 代表取締役会長
株式会社ニトリホールディングス 似鳥昭雄 代表取締役会長

 株式会社ニトリホールディングスの似鳥昭雄代表取締役会長から、北海道札幌市での「似鳥家具店」創業から今日までの軌跡を辿りつつ、企業の成長のために取り組んできたこと、取り組んでいることなど、自身の経験に基づく「成長の5原則」について話を頂戴した。

 同社は家具の製造流通小売大手として国内外で多店舗展開等を進め、30期連続の増収増益を果たしている注目企業。そのニトリの創業者である似鳥会長は、創業当時の波乱万丈をユーモラスに紹介しつつ、転機は1970年代初頭の渡米研修経験にあるとエピソードを語った。

 日本とアメリカの事業マインドの違いとして「当時、日本の企業はいくら儲けるために価格をいくらにするのか考えていた。アメリカではいくらでなければ買ってもらえないから、そのためにはどうするのかを考えていた」と話し、数値による把握と組み立て方について言及。また家具に限らず、景気動向は消費者の暮らし向きを見れば、トレンド予測は成り立つと述べ、市場の斜陽局面は必ず訪れるし、その時こそがチャンスであると語った。

 具体的には、市場の縮小は消費の減退を意味するし、企業の資産価値は低下、採用人員数の減少も起きてくる。これらはいずれも企業にとってのピンチであるが、消費低迷で競合企業が競争力を失っているのであれば、寡占化のチャンスになるし、競合企業が採用を控えれば、優秀な人材を確保するチャンスとなる。資産価値の低下に至っては、投資効果が高まるチャンスである、とそれぞれ一見ピンチの局面こそ、チャンスにつながっていると話した。

 とりわけ資産価値を高めるための努力は経営者に必要な要素であると力説。そのためには長期のビジョンを立てること、その目標に向け日々の研鑽を積み立てること、研鑽の積み立てで重要なのは優秀な人材を育てること、招き入れること、組織図や人員配置は停滞させないこと、その上でマネージメントをシステム化するべく、手段と手法を用いることだ、と述べ、自社における各種取り組みの現状を例示した。

 これらを5つのキーワードに起こしたものが、似鳥会長が次に掲げた「成長の5原則」となっている。

成長の5原則

1.ロマン

2.ビジョン

3.意欲

4.執念

5.好奇心

 似鳥会長はこれを遊技業界になぞえると「〝パチンコが楽しい場所で在り続けるために〟がロマンとなるではないか。その状況を実現させるためのビジョンを持ち、数値と状態で現状を把握すること。数値化は意欲にも執念にもつながっていくものだ。またビジョンを現実化する上で、好奇心を持ち、広い視点で様々な産業の新しい情報を得ることに努め、自社に反映して欲しい」と語り、変化が訪れない産業はないし、それを乗り越えることが企業成長の糧であると、エールを送った。 講演終了後、退席する似鳥会長を参席者は万雷の拍手を持って感謝の意を表し見送った。

似鳥会長講演風景

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