3月度部会を開催しました

2017年3月21日

開催日:平成29年3月14日(火)

会 場:在日本韓国YMCA アジア青少年センター(東京都千代田区)

来場者:84名

 

 

201703部会全景

一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進/笠井聰夫代表理事・会長)は、東京都千代田区の在日本韓国YMCA アジア青少年センターにおいて、第158回理事会ならびに平成29年3月度部会を開催した。

今回の部会では会員企業からのプレゼンテーションとして、オリックス株式会社から航空機リースに関する紹介が行われたほか、ぱちんこ遊技機開発に関する勉強と考察を深めるべく、普通機専門メーカーの株式会社愛喜と、手打ち式パチンコを現代にリバイバルさせた実績を持つ株式会社A-gonを招き、両社が考える遊技機開発のコンセプトについて聴講した。また両社の担当者を交えたディスカッションも行い、ゲージの設計やゲーム性に対する考え方など多岐にわたり意見交換した。

第一部 会員プレゼンテーション
■オリックス株式会社 航空機リース投資

オリックス株式会社 アミューズメント営業部 高鍋貴行部長
オリックス株式会社 アミューズメント営業部 高鍋貴行部長

オリックス株式会社から同社の海外向け金融サービスのうち「航空機リース投資」についての紹介を受けた。航空機リースは航空会社にリース中の航空機を自社が購入する投資事業で、航空会社から支払われるリース料と航空機の売却代金により利益の獲得を狙う仕組み。説明を担当した同社アミューズメント営業部の高鍋貴行部長によると遊技業界関係者の間で、同リースを活用する企業は複数に上ると話している。
高鍋部長は本リースのメリット・デメリットに関する事項を伝える一方、オリックスが提案する航空機リースの対象はエアバスA320ファミリーやボーイング737シリーズに代表される中型ジェット機。ボーイング社の市場予測によると、航空会社がリース調達する機体の割合は2000年から2012年にかけて24.7%から37.7%まで伸張しており、2020年には50%を超える見込みがあるといった将来性の話も行われた。

第二部 ぱちんこ遊技機の開発について(愛喜&A-gon)
■株式会社愛喜「CRAコスモパニック」

株式会社愛喜 小林慶子社長
株式会社愛喜 小林慶子社長

普通機専門メーカーとして2014年2月に設立された株式会社愛喜。昨年9月には同社2機種目となる「CRAコスモパニック」をリリースした。はじめに遊技機メーカーを立ち上げるまでの経緯について、同社の小林慶子社長から話があった。小林社長は自身が長年に亘り回胴式遊技機(パチスロ)の販売に従事してきた経験から、店舗回りを通じてぱちんこ遊技機の様々な演出の進化にも触れる一方「昔ながらのゲーム、原点とは何だったのか疑問に思うようになった」とパチンコ遊技の基本ゲームである普通機へ興味を持つきっかけが生まれたと振り返った。その後、販売活動を通じて普通機に対する僅かながらのニーズを得る機会があり、ここまで生活の糧として遊技業界へ「自分にできる何かしらの恩返しのつもり」で愛喜を起業したと説明があった。
続いて製品紹介と販売戦略等について同社営業部長の杉本喜一氏から話があった。これまで同社製普通機は2機種で300台の販売実績があり、導入店の中では長く高稼働をキープしている店舗もあると状況を報告。普通機のニーズについて杉本氏は「射幸性が低く遊びやすいゲーム性はスリープユーザーの呼び戻しにつながっている」として、流通台数は些少ながら手ごたえを感じていると述べた。
また販売に関して、受注生産によるオリジナル盤面(セル画)の受付を初めており、すでに1社、発注元店舗のイメージキャラクターを使った盤面での遊技機を納品したと紹介。このほか工場見学はもちろん、部分的に組立体験も提供するなど、独自の取り組みを通じた営業活動を展開しているとのことであった。

■株式会社A-gon「CRGOGOピラミッド」

株式会社A-gon 営業本部 石井正彦本部長
株式会社A-gon 営業本部 石井正彦本部長

株式会社A-gonは2015年に約40年ぶりとなる手打ち式パチンコ「CRA-gon昭和物語」をリリースし、電動ハンドルがあたり前となった時代に一石を投じた本機に対し多くの業界関係者が注目した。その後、昨年は手打ち式パチンコのシリーズ機を2機種、そして今年に入り、電動ハンドルながら、かつての羽根物と一発台を癒合させたようなゲーム性を持つ「CRGOGOピラミッド」シリーズを納品。遊びやすい射幸性とわかりやすいゲーム性、そして一回の出玉にも着目した独創的な開発アイデアで、再び業界関係者の関心を読んでいる。
同社から営業本部本部長の石井正彦氏が登壇。これまでのA-gonの歩みを紹介するとともに、今後の開発の方向等について考えを述べた。
石井部長は「当社では、真の原点回帰・誰もやらないことをやる、を開発コンセプトにこれまで取り組んできた」と話し、その第一弾となった昭和物語は手打ち式による懐古性と低射幸性を軸に開発されたものであったと紹介。しかし「電動式ハンドルになれた現在のプレイヤー層の反応は鈍く、オールドファンには疲れる、新規ファンには操作性の難しさが指摘され、玄人に好まれる傾向があった」と手打ち式について分析した。今後、手打ち式の仕様についてはじゃん球みたいなものをチャレンジしたい意向が示された。
今回発売したGOGOピラミッドは夜9時以降の稼働を狙ったゲーム性であると紹介した。短時間で遊べかつ当たった時の出玉の満足を求めた設計だが、さらにアナログ抽選(特定の入賞口に入賞して大当たりが発生)へのこだわりから、くぎのみで構成する抽選装置を開発。玉の動きにハラハラどきどき感を持たせることに成功したと特徴を語った。

この後、休憩時間を兼ねて両社の遊技機を試打する時間が設けられ、多くの参加者が歩みを寄せ、感想や意見を両社担当者と交換した。
試打終了後、当協議会の香月義春常務理事が進行を務め、杉本部長、石井本部長の3名で、原点回帰に着想したぱちんこ遊技機開発の難しさや、時代の営業方法にあわせた工夫、その中での新規性の創出などといった点について、それぞれの考えを聞いた。また参加者からの質問も受け付け、会場からは営業方法を選択できるような遊技機の仕様であったり、遊技機を適切に取り扱う上での機能の充実など積極的な要望が活発に出された。

201703部会ディスカッション&試打

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