7月度部会を開催しました

2016年7月16日

開催日:平成28年7月12日(火)

 

会 場:京王プラザホテル札幌(北海道札幌市中央区)

 

来場者:107名

 

 

平成28年7月12日、一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進/笠井聰夫代表理事・会長)は、札幌市中央区の在京王プラザホテル札幌において第151回理事会および7月度定例部会を開催した。

部会開会にあたり開催地の北海道で事業を展開する株式会社新和の代表取締役で、当協議会の新井修常務理事より挨拶があった。

新井修常務理事
新井修常務理事

今回の部会では、当協議会の会員企業であるダイコク電機株式会社が毎年刊行する情報サービス「DK-SIS」の年間集計報告書「DK-SIS白書」の2015年版発刊にともない、同白書の特徴である営業成績の推移や営業環境の変遷、その変化要因等について、同社DK-SIS室上席講師の成田晋治氏から解説を受けた。

また、引き続き警戒を要する「ゴト情勢」に関して、遊情ネット主宰・木房明博氏より最新のゴト事例と対策に関して録画等を用いた講演が行われた。以上2部構成による部会内容に加え、報告として、当協議会の会員企業である株式会社ユーコーリプロから、回収対象遊技機に係る「日工組遊技機回収システム」の概要について説明があった。

部会終了後は定時理事会を開き、当面の諸問題への対応や今後の部会活動等に関する案件について協議、検討を行った。

 

DK-SISから見る市場の現状と今後

講師:ダイコク電機株式会社 DK-SIS室 上席講師 成田晋治氏

ダイコク電機 DK-SIS室 上席講師 成田晋治氏
ダイコク電機 DK-SIS室 上席講師 成田晋治氏

「DK-SIS白書2015」が発行された。本白書は同社情報サービスDK-SISの年間集計を一冊にまとめたもので、遊技業界の基礎資料として高い注目を集める。この白書の最新刊をもとに、同社DK-SIS室上席講師の成田晋治氏が講師を務め、2015年中の特徴的な動向を中心に解説が行われた。

まず業績等市場規模に係る業界動向に関して、主要項目として挙げる「稼働時間・台売上・台粗利・時間粗利・遊技機台数」では、遊技機台数以外の項目で「下落が継続している」状況を数値で示しながら紹介。2014-2015年にかけて稼働時間は▲16.4%の4.19時間、売上と粗利は▲20%以上を記録した点などが伝えられた。

パチンコ・パチスロそれぞれで貸玉料金別、タイプ別の業績推移についても同様に詳細が伝えられた。芳しい業績を収めた部門・タイプ別のパートが見当たらない中、パチンコ機市場で当面の問題となっている一部遊技機の回収・撤去問題に絡んで、成田氏は「(回収対象機の代替えは)パチンコ新台に入れ替えられるとの見方もあるが、パチスロへのシフトチェンジを考えていると話す店もいる」と述べ、回収・撤去を境に店内の各種台数フォーマットに変化を来す可能性があると言及した。

具体的には、年々業績の低下が続く中でも、4円パチンコは近年設置台数を低減させてもなお右肩下がりであることや、1円パチンコは、台数は微増しているが稼働は低下しており、これ以上の増台はより稼働を落とすだけとの予想が立ち、店内における遊技機の設置割合として、パチンコ自体が減台されても不思議ではない状況にあると分析。一方、20円パチスロは台数の微増を続ける中で、稼働は微減を示しており、安定しているとまでは言えないながら、4円パチンコと比較考察する上では、4円パチンコよりも安定的と見られる、と説明があった。加えて、2015年にパチンコの貸玉料分類の中で0.5円パチンコが微増している理由も、0.5円パチンコという形態が業績として優れているのではなく、これら一連のバランスの中で選択されており「一概に否定するべきものでもない」(成田氏)との話が聞かれた。

他方、4円パチンコと20円パチスロの業績を比較する上で「稼働時間の規模」を着目した場合、どちらが長い時間遊ばれているのか、を算出した資料を提示。この資料によると、2015年中の「4円パチンコ、低価貸しパチンコ、20円パチスロ、低価貸しパチスロ」との分類で、DK-SISに上がった総アウトを計算している。そこからパチンコは1時間5,000個、パチスロは1時間2,000枚という基準で、総稼働時間を算出すると、2015年中の4円パチンコは13.0億時間、低価貸しパチンコは13.3億時間、20円パチスロは14.0億時間、低価貸しパチスロは4.1億時間となり、20円パチスロは4円パチンコよりも1億時間もの優位が出ているとの紹介があった。

このほか、2015年に導入がはじまった「貯玉の相互乗り入れ」の導入・利用状況についても報告があった。貸玉料金の異なるコーナーを移動できるようになる本機能は、プレイヤーにとっては利便性が高い反面、利用率が上がると一度貯玉とする性質上、収益性の圧迫をまねきかねない部分もあり、導入状況としては積極的な広がりを見せるまでには至っていないということだった。また、店舗当りの利用状況についてもデータを示し、人数としては多くない現状も伝えられた。その上で成田氏は「当初業界側が予想していた4円パチンコから1円パチンコ、20円パチスロから5円パチスロと、貸玉の高い方から低い方への移動が主と見られていたが、実際は1円パチンコから4円パチンコへの移動など、下から上への移動率の方が高く、販促の仕方次第で稼働に大きく貢献するだろう。実際、過去に損益分岐を下げて対応している店の再プレイ利用率は、他のエリアよりも高い結果も表れており、時間とともに周知が進む状況が確認できる」として、店にとってのメリットばかりではないとしても、積極的に販促を仕掛ける事は、結果的に他店との差別化と集客力強化につながるとして、事例店を紹介しつつ一考を促した。

 

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【報告】日工組遊技機回収システムについて

説明者:株式会社ユーコーリプロ 統括部長兼営業部長 桜木章浩氏

本年6月末までに日工組から報告のあった「検定時と型式の異なる可能性がある遊技機」の最終リストと、その撤去・回収期日を決めたパチンコ・パチスロ産業21世紀会による声明文の公表、ならびに当該遊技機の回収システムに関する周知徹底と、矢継ぎ早に業界健全化策が打ち出されている。当協議会も21世紀会を構成する業界団体の一員として声明文に連名しており、また当協議会会員のユーコーリプロは前述の遊技機回収システムに関して、日工組から指定された日工組遊技機回収センターの1つとして、本健全化施策の一翼を担っている。

そこで遊技機回収システムに関する周知徹底を図るべく、ユーコーリプロの桜木氏を招き、今回の回収・撤去に関する実務上の流れについて説明を受けた。

事前に会員内へ通知しているとおり、今回の回収システムに係る回収方法は次の3パターンがある。

(1)新台を購入して、同一メーカー機を下取りに出す場合

(2)新台を購入して、他メーカー機を下取りに出す場合、

(3)新台を購入しないで、買取りを依頼する場合

従来の商慣習にない取引は(2)と(3)であり、端的には(2)の新台導入にともなう下取りでは、同一メーカーの遊技機以外は回収センターへ下取申込書を送る必要がある。(3)のメーカーとの取引が発生していない場合の回収・撤去は回収センターへ買取申込書を送る必要があり、書類上の手間が煩雑となっている。

以上の点について桜木氏は資料を使い、より詳細を述べた上で、回収ポイントとして「年末までに新台購入の予定があれば、回収対象機はメーカー下取り注文する方がホールにとって有効」、「(メーカーが直接回収しない下取り、メーカーを介さない買取りによる回収対象機は)日工組遊技機回遊センターへ注文する」、「設置中の回収対象機の注文は撤去明細書の添付が必要」、「回収センターが買取る先はホールまたは販社のみ」と要点が伝えられた。

これら定められた仕組みに則った上で、ユーコーリプロでは、買取り注文に際し、ホールが作成する書類のうち遊技機に係るデータ部分の入力代行と、発注場所を問わない注文の受付、回収センターへの入庫が確認でき次第、買取り金額の入金手続きを行うとしており「簡単・安心・スピーディーに回収に係るサービスを提供していきたい」(桜木氏)と、回収対象械に関する質問・相談があれば問い合わせてほしいと述べた。

 

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