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令和元年度定時社員総会

開催日:令和元年5月14日(火)

会 場:ホテルインターコンチネンタル東京ベイ(東京都港区)

参加者:232名 (懇親会含む)

 

 令和元年5月14日、一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進/笠井聰夫代表理事・会長)は、東京・港区のホテルインターコンチネンタル東京ベイにおいて、令和元年度定時社員総会を開催した。

 総会は社員総数92社中、委任状出席含め90社(113口/115口)が出席。議案事項として、平成30年度事業報告ならびに決算報告・監査報告、任期満了にともなう理事選任の件、令和元年度事業計画・令和元年度収支予算案を諮り、いずれも原案通り可決承認した。
 理事選任の件では、選考委員会を開催し理事候補者を選定し、総会にて審議した結果、理事42名(監事2名)を承認した。今回の理事選任において新たに岩本大成氏、小畑克誌氏、髙山貴一氏、林愉美氏、安川淳一氏の5名が理事に就任した。また長年に亘り当協議会の常務理事を務めて来た香月義春氏が理事を退任し、今期より顧問に就任した。香月氏の功績を讃え、当協議会を代表し笠井会長から香月氏へ感謝状を贈った。
 新理事選任後、別室にて理事会を開催し役員人事について協議を行った。代表理事は引き続き笠井会長が務めることを決議した。副会長ならびに常務理事の執行部は笠井会長の指名により、全員重任となった。
 事業計画においては、あらためて当協議会の「業界の環境を整備し業法の制定を図る」との会是に基づき「遊技業界の将来展望を拓くために積極的な政策提言活動を行う」を重点目標とする各種行動内容を決定した。
 総会議事終了後は、同会場において北海道大学大学院経済学研究院准教授の韓載香氏を講師に招き、「パチンコ産業史-周縁経済から巨大市場へ-」と題した講演を開催した。
 この他、総会の開催と併せ別室にて「受動喫煙対策ブース展示会」(関連企業10社協力)を開催した。本展示会は2020年4月から施行される改正健康増進法において客室内での全面禁煙が義務付けられることから、会員ホールが対応する際の参考となるよう理事会で協議・承認したもの。約2時間程度の展示会だったが大勢の来場者が訪れ、賑わった。

 

令和元年度(第18回)定時社員総会

 午後3時より開始した定時社員総会では冒頭、来賓として参席した警察庁生活安全局保安課の齋藤敬之課長補佐から挨拶をいただいた。また、議事に先立ち、当協議会代表理事の笠井会長が次の挨拶を述べた。

 

笠井聰夫代表理事・会長

笠井聰夫代表理事・会長

 

 『余暇進は平成11年7月16日に設立され、本年は20周年に当たります。当時の参加人口、市場規模はいまとは比べようもありませんが、それでもピーク時をわずかに過ぎて退潮の兆しなしとせず、いち早く危機感を持った有志の皆さんが業界の活性化と安定経営に立ち上がったのが発足の経緯であります。
 この20年間、人々のライフスタイルや余暇の過ごし方、娯楽のあり様は大きく変貌しました。そうした時代変化の中でいまなお1千万人近いファン人口を擁しているのは業界の並々ならぬ努力、精進の賜以外の何物でもありません。
 いま焦点となっている依存対策について、遊技業界では早くから取り組み、公営競技に比べれば群を抜いていたことは紛れもない事実であり、しかと自負してよいと考えます。余暇進は発足以来、ぱちんこ・パチスロ産業の環境整備に向けて調査研究を重ね、折々に内外に説得力ある精緻な意見具申をしてまいりました。
 目下、業界への風当たりは強く、取り組むべき課題は山積しておりますが、余暇進のこれまでの真摯かつ真剣な取組みは大方の認めるところであり、皆さんには今後とも国民娯楽のぱちんこ・パチスロ産業の将来を見据えつつ、業界の先頭に立って当面の苦境乗り切りと業界の再跳躍に一層のご精進ご尽力をお願い申し上げたいと思います。』

 

第一号議案 平成30年度事業報告および決算報告承認の件

 議事は当協議会の坂下大貴理事が議長を務め進行した。平成30年度事業報告では、当期間中に開催した部会・セミナーならびに常設委員会の活動内容等をはじめ、ホール営業に関する法令関係の問答を収録した「風営適正化法令におけるパチンコ営業運用上のQ&A(七訂版)」を新規発行したことや、内閣府が行った「ギャンブル等依存症対策推進基本計画案に対するパブリックコメント」の提出などを報告した。

 

第二号議案 理事選任の件
第三号議案 令和元年度事業計画および収支予算承認の件

 令和元年度事業計画では、当協議会の会是「業界の環境を整備し業法の制定を図る」に基づき「遊技業界の将来展望を拓くために積極的な政策提言活動を行う」とし各種行動内容を決定した。具体的には「現行法運営上の諸問題を解決するために、業法制定に向けて研究・活動」をはじめ「プレイヤー人口増加に向けた遊技環境の在り方の研究」、「地域社会と共生する遊技場の在り方の研究」などを推進する。
 我が国固有の大衆文化であるパチンコ・パチスロが発展継承をするために、ホール・メーカー等の業種を超えた業界の総意結束を図り、新たなビジネスモデルの研究調査をはじめ、諸課題に挑んでいくこととする。

 第一号議案、第二号議案、第三号議案ともに審議の結果、承認可決された。

 

総会後、北海道大学准教授の韓載香氏の講演を行った

総会後、北海道大学准教授の韓載香氏の講演を行った

総会会場ホテル別室で開催した「受動喫煙対策ブース展示会」

総会会場ホテル別室で開催した「受動喫煙対策ブース展示会」

※韓先生のご講演内容はこちらからご覧頂けます。